体験記

簿記三級に合格しました/試験概要や独学方法について(日商簿記)

先日、日商簿記三級を受験し、合格しました!

合格まで、統一試験一回、ネット試験一回を受験しました。

個人的には、暗記が苦手なので仕訳を覚えることが大変でした。。。

このブログが、今後、簿記三級を受験する方のお役に立てると嬉しいです!

簿記試験とは

簿記とは・・・お金や財産に関する営業取引を帳簿に記録すること

簿記を勉強することで、就職や転職に役立てたり、独立や起業の際に活かすことができます

経理職など仕事に直接簿記が必要ない人でも、簿記を知っておくと、「貸借対照表」や「損益計算書」が理解出来るので、会社の経営状況が分かります。

簿記試験と呼ばれるものは三つありますが、このブログでは日商簿記についてまとめております

(日商簿記の他に、全経簿記・全商簿記があります)

日商簿記試験

日商簿記とは、日本商工会議所が主催している検定
簿記のなかで最もメジャーな検定で、受験者は社会人の方が多い
1級・2級・3級・簿記初級に分かれています

第158回(2021年6月)から、試験内容が改訂され、合格率がガクッと下がっています

  従来の試験 改訂後の試験

試験時間

120分 60分
試験内容 大問5つ 大問3つ
試験料 2,850円(税込) 2,850円(税込)

試験時間60分で大問3つなので、一つ一つの配点が大きいです

その為、きちんと「貸借対照表」や「損益計算書」が理解出来ていないと落ちます

簿記三級の試験概要

統一試験

会場で一斉に行われる、従来の試験です

全国の商工会議所で受験を申し込みます

会場は選べないので、私は遠目の会場に当たってしまい、かなり早めに家を出ることになりました

ネット試験

コロナ禍の2020年12月から始まった新しい形式の試験です

全国182箇所にテストセンターがあり、テストセンターそれぞれで試験が行われる日程と時間が決まっています

ネットで、それぞれのテストセンターの空いている時間を探して、好きな時間に受験申込できます

私が受けたテストセンターは、平日も休日も受験可能で、一日のうちにいくつも試験時間がありました

統一試験とネット試験の違いは、以下の表の通りです

  統一試験 ネット試験
試験日程 年3回
(2月/6月/11月)
随時(試験会場によって異なります)
試験時間 60分 60分
試験場所 商工会議所、試験施行機関 テストセンター(全国182箇所)
受験料金 2,850円(税込) 2,850円(+別途事務手数料550円)(税込)
受験方法 用紙への書き込み パソコンでの入力
計算用紙 A4用紙二枚 問題用紙・答案用紙とともに一冊の冊子に綴じこまれた形式
結果発表 約二週間後 受験後すぐ(パソコン上に表示)
会場に持ち込める物 筆記具、電卓、身分証
(シャーペンのケースなども机の上に置いてはいけないと注意されました)
電卓、身分証のみ
(時計の持ち込み不可、鉛筆や必要な人は耳栓を配布されました)

試験結果

日商簿記は100点中70点以上で合格です

統一試験は不合格でした・・・

私が受けた回の合格率は、40%を下回っていました。

試験が終わった後、ツイッターで試験を受けた人の感想を検索したのですが、

私と同じように難しいと言っている人がいる反面、楽勝だったと呟いている人がいて、自分の勉強不足を実感しました・・・

そして、統一試験を受けた一か月後、ネット試験を受験しました。

初めてのネット試験でドキドキしていましたが、なんとかネット試験は合格出来ました。

ネット試験では、受験後すぐに、点数が書かれた紙を印刷できます

独学方法/おすすめ書籍

みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 第11版 [ネット試験・統一試験 完全対応](TAC出版) (みんなが欲しかったシリーズ) 
みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商3級 商業簿記 第10版 [新試験完全対応(ネット試験・統一試験) 模擬試験プログラム 仕訳Webアプリつき] (みんなが欲しかった! シリーズ) 

☆「みんなが欲しかったシリーズ」は、カラーで分かりやすく、また細かいところまで説明書きがある為、簿記初心者にもとっつきやすいテキストだと思います。付録の過去問が有難かったです。

統一試験

教科書を一通り読み、問題集を二周しました。

そして、教科書の付録の過去問も二回解きました。

「日商簿記三級」は、”商業簿記”のみの試験です。

まずは、仕訳を暗記し、色んなパターンの計算を覚えることが大事です。

ネット試験

統一試験に落ちた後、プラスで一か月間勉強しました。

最終的に、教科書・問題集・過去問の間違えた問題を二周し、苦手を潰しました。

簿記の試験では、計算する金額の桁が大きいです。

計算ミスをしないよう、電卓の扱いに慣れておくことが重要です。

教科書・問題集・過去問を理解出来るまで勉強できれば、合格が近づくと思います

ポイント

統一試験を受けて、自分の知識のあやふやさを痛感しました。
「簿記三級」は決して簡単な試験ではなく、簿記に今まで触れてこなかった人間には難しい試験でした。

メリット/デメリット

簿記を理解することで、会社の経営が理解できる
仕訳を理解出来ると、独立・起業の際の経理に困らない
社会への理解が深まる

きちんとした勉強時間が必要

メリット/デメリットを考えましたが、個人的にデメリットはほぼありません。

知識を忘れないうちに二級にチャレンジしたいと考えています。

試験を受けて・・・

個人的には、ネット試験がおすすめです!

 ネット試験の方が事務手数料550円がかかるので少し割高ですが、

 一人ひとりスペースが区切られていて集中出来ますし、受験後にすぐ結果が分かるので

 試験に落ちた場合、すぐに次へ繋げる行動が取りやすいと思いました。

 パソコンに慣れている方には、ネット試験の方をおすすめしたいです。

まとめ

まとめ

  • 「簿記試験」には統一試験とネット試験があり、個人的にネット試験の方がおすすめです
  • 三級といえど、決して簡単な試験ではなく、きちんと勉強時間を用意する必要があります
  • 社会人として知っておいた方が、今後の社会を生き残れると感じました

気になる方はHPを見てみてください

商工会議所のHP https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping

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