職業訓練

職業訓練を受けることにしました/手続き方法や実際受けてみての感想など

会社を退職後、色々悩んだ結果、職業訓練を受けることにしました。

ハローワークでの手続き方法や、職業訓練を受ける為に実際に行ったことについて記載します。

職業訓練について

職業訓練とは

職業訓練とはハローワークが実施している、就職に活かせる知識やスキルを無料で習得できるサービスです

私は、まずハローワークの方に申し込み方法や、どんなコースがあるのかを聞きました。

その時点では、まだ職業訓練を受けるか、受けずに就職を目指すか悩んでいました。

私自身は、WEB制作関連の仕事に就きたくてWEB系の職業訓練を受講しようかと考えていました。

しかし、職業訓練を受けてもWEB系の就職は難しい(実績がないと正社員としての就職は難しい)や、職業訓練は基礎を学ぶ場所なので即戦力にはならないから雇ってもらえない等、マイナスなネット記事を見ては、やっぱり諦めて就職した方が良いのでは・・・と迷っていました。

最終的には、きっと今未経験業務にチャレンジしなかったら、いつか将来で後悔する日が来ると思いチャレンジを決意しました!

私はWEB系の職業訓練を受けることにしましたが、職業訓練には様々なコースがあります。

・パソコン系
・経理系
・金融系
・機械・電気系
・Web系
・介護・福祉系
・美容系

特定の資格取得を目指したコースもあります。

大人になってから、(お金を貰いながら)勉強に集中出来る機会は中々無いと思います。

職業訓練が気になっている方は、一度調べてみてください!

職業訓練には二種類ある!?

公共職業訓練

高等技術専門学校や職業能力開発センター(ポリテクセンター)が施設内で行う訓練、及び高等技術専門校が民間の教育訓練機関に委託して行う施設です。

主に、雇用保険を受給している方が対象。

求職者支援訓練

高齢・障害・求職者雇用支援機構の認定を受けた民間の教育訓練機関が実施する訓練です。

主に、雇用保険が受給できない方が対象。

私が受講を決めたのは「公共職業訓練」の方です!

公共職業訓練にした理由は、単純に時期の問題です。

公共職業訓練と、求職者支援訓練とでは、開催されるコースも違うので自分の転職プランに合ったものを選ぶ必要があります。

令和4年の7月に制度が変わり、求職者支援訓練の方でも、雇用保険の優遇措置が受けられるようになりました

どちらの訓練でも、「訓練延長給付」「技能手当」を受給することが出来るようになりました。

※二つの訓練の違いは、「公共職業訓練」の試験では筆記と面接があり、「求職者支援訓練」の試験は面接のみ、だけだとハローワークの職員の方は仰ってました。

職業訓練については、厚生労働省のHPに詳しく載っています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/rishokusha.html

手続き方法

職業訓練は地域のハローワークで手続きをします

仮手続き

まずは、ハローワークに「離職票」を提出する必要があります。

私の場合、会社が遠方だったので「離職票」を郵送してもらったのですが、届くのに時間がかかりました・・・。

待期期間は7日間なので、離職票があればすぐに雇用保険の手続きをしたかったのですが、叶いませんでした。

ただ、私のように離職票が中々手に入らない人の為に「仮手続き」が出来ます。

「仮手続き」・・・退職した翌日から12日目以降に手続きを行うことが出来る。
実際に離職票を受け取ってから手続きをするよりも早く失業保険を受け取ることができます(金額は変わりません。)
※認定日までに離職票を持参する必要があります。

私の場合は、職業訓練を受けることにしたので、認定日よりも少しだけ早く受給期間が始まりました。

つまり、仮手続きをした意味はありませんでした(笑)

受講手続きの流れ

受講手続きの流れは以下の通りです

①ハローワークの窓口で相談

 気になるコースの詳細や、申し込み方法などについて聞けます

②受講申し込み

 入校願書・ハローワークに提出する書類を書く必要があります

 ハローワークに提出する書類には、コースを志望する理由やどういう職業を志望するかについて書く欄がありました。

③選考試験

 募集人数より多い希望者がいた場合、選考試験が実施されます。

 (基本的には倍率が高いので、試験で選考に落ちる人が出てきます)

 筆記試験の過去問は、職業訓練のHPで見ることができます。

 筆記試験は国語と数学のみ、内容はSPIのようなものです。

 私は諸事情により、絶対に試験に落ちたくなかったので、過去問を解いて試験に臨みました

 筆記試験の会場に、面接で聞かれる質問について四つの項目が張り出されていました。

(詳しくは覚えていませんが、確か、「どうしてこの訓練を選んだのか」「訓練を通してどうなりたいか(目標)」「どういった仕事に就きたいか」「どういった心持で訓練を受けるか」のような質問だったと思います。)

 絶対にこの四つの項目を聞きます、と紙に書かれてありましたが、本当にこの四つだけ聞かれました。

 面接では、教室に四人ずつ入り、面接の順番を順番に回していって質問されました。

 受験番号通りに教室に呼ばれたので、早く試験が終われるかは運です。

 私は最後の方の組だったので、面接対策を十分にする時間がありました(笑)

 会場に集まってから筆記試験と面接が終わるまで、私は約三時間くらいかかりました。

④受講開始

 職業訓練でスキルを習得します。

 スキルを習得する合間に、求職支援も受けられます。

職業訓練の期間やスケジュールは受講するコースによって変わりますが、授業に加え就労支援の講座や資格試験がスケジュールに組み込まてれいるものもあります。
私が受講するコースは、二つの試験対策授業が組み込まれていました。(試験を受験するかしないかは自己判断で良いようです。)

失業給付について

失業給付とは

雇用保険基本手当のことです
※ 離職をした⽇以前の2年間に、「被保険者期間」 が通算して12か月以上( 特定受給資格者または特定理由離職者は、離職の⽇以前の1年間に、被保険者期間が通算して6か⽉以上)あることが必要。

雇用保険には、基本手当の他に以下の手当もあります
・再就職手当 (就職が決まった場合)
・修行促進手当 (再就職先の給料が前職より下がった場合)
・移転費 (就職して転居しないといけなくなった場合)
・広域求職活動費 (遠方で面接する必要があった場合)
・求職活動関係役務利用費 (面接で子供を預けた場合の保育費の補助)
・短期訓練受講費 (資格を取得した場合の口座受講費の補助)
※以上の手当には、受給条件があります。

雇用保険にはたくさんの手当があります。

退職を決める前に一通り調べておくことをおすすめします

また、職業訓練を受ける人の中には「職業訓練受講手当」で月10万円を受給出来る人もいます。

条件を満たせばお金を貰いながら勉強が出来ます。

※支給条件には、世帯月収が月30万円以下、本人月収が月8万円以下などの条件があります。

まとめ

私自身、転職活動を続けるか、職業訓練を受講するか随分悩みました。

最終的には、自分の人生をどのようなものにしたいか、どんな社会人生活を送りたいかによって答えは決まってくると思います。

私はWEB制作系の訓練にしましたが、最近はAIも発達してWEB系の仕事はかなり大変なことになるのかなと不安視しています(AIに仕事を奪われるという意味で・・・)

この機会を有意義なものにするべく、学生時代を思い出して訓練に専念したいと思います!

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